本文へジャンプします

文学・言語学コース

ここから本文です

文学・言語学コース   日本文学専攻

イメージ画像01

イメージ画像02

研究室WEBサイトへ

作品を読むことから論じることへ

 「文学」の研究は作品を読むことから出発して、その面白さや、なぜそのような作品が書かれたのかを説明することへと向かいます。「文学」とは何かということは、決して自明ではありません。研究の対象に即して、それぞれに「文学」とは何かを問い続けることが必要です。それによって研究の方法も異なってきます。
 現在の日本文学研究室のスタッフは、古典文学から、近現代文学に至るまで、それぞれに見識をもって指導しています。夏目漱石や川端康成、大江健三郎といったいわゆる純文学の作家や作品ばかりでなく、村上春樹や吉本ばななを研究対象にしてもかまいません。能や歌舞伎、浄瑠璃などの芸能は古典文学研究の重要な領域ですから、映画や演劇、マンガや歌謡曲を研究することも可能です。
 問題は、どのように論じるのかということです。名作にしても、その作品のどういう所がどのようにすばらしいのか、キーワードによる分析などによって論証しなければ、たんなる感想文で終ってしまいます。サブカルチャーに範囲を広げるほどに、文化学などの理論による分析が必要になります。最近の文学研究は、あらゆる学問領域の知を総動員した応用学のような性格を強く示しています。その根底にあるのは、ことばの表現や広い意味でのテクストをどう読むのかということです。
 作品に対する愛情や驚きや好奇心、素朴な読者としての最初の印象を大切にしながら、それをどのように説得的な論へと発展させられるのかということが研究です。ことばの表現についての感性や知識をみがき、歴史や文化や思想、心理学や社会学の理論など、そのために必要な知識は、なんでも吸収するという意欲が欠かせません。

塩村耕 教授

近世俗文学

大井田晴彦 准教授

平安朝物語文学